題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

居酒屋


長時間一緒にいたしお酒も入ってるしで、居酒屋ではさすがにかなりリラックス
して打ち解けた状態で話が出来た。

 


話の流れは忘れたけど、わたしが

「50歳で死にたい。即死したい。」

って言ったら食い気味に

「オレが止めるよ!」

って言われて、ああこんなこと言ってくれる人がいたっていうだけで、残りの人生頑張っていけますって気持ちになった。
嬉しかったけど恥ずかしかったので人口過多だ、地球が限界なんだよ~とか言って話を終わらせたけど。笑

ちなみに元々人口過多については地球の人口が70憶人突破のニュースを観た時から考えていて、人間の寿命は50歳位が適切だと思っていたし、自分自身についてはその都度理由は違うけど、小学生の頃から50歳位で終わりたいと常に思っていた。
だけど後から考えたら会うの2回目の人になんて話してたんだろう。笑
山羊くんもよく付き合ってくれたよね、今考えると。笑

 

とにかく色んな話で盛り上がって、気付いた時には時計の針が1時半を回っていた。

「あーーー!!終電過ぎちゃった!!」

わたしはそう叫んで、もう朝まで飲むしかないなと腹を括った。
この歳でオールなんて出来ないと思ってたけど、何故だかこの日は調子が良かった
し、まあ大丈夫だろうとさして不安な気持ちもなかった。

その後また不思議なことが起こった。
山羊くんが何か話して笑顔になった、その笑顔を見た瞬間、黄色い光が山羊くんの後ろから後光のようにぱあっと射したように見えたのだ。
わたしに不思議なものが見えるような経験、ただの一度もないのに。
その瞬間に

〝何があってもこの人を汚してはいけない。〟

と強く思った。

万が一にもわたし達が男女の関係になったとしたら、わたしの結婚生活の実情がどうであれわたしの立場が既婚者である以上不倫ということになる。
わたしは不倫否定派だけど、夫婦のことは夫婦にしかわからないし結婚生活は確かに長くて、そうすることでしか自分を保てない人達がいるのもわかる。
でも、どんな事情があっても既婚者と独身の不倫関係は100%既婚者側が悪いと思う。
山羊くんがどんなつもりでわたしと遊んでくれてるのかはわからないけど、例え酔った勢いとか一夜の過ちとか、そんなようなことだったとしても、この人の人生を汚してはいけないと思った。
そう思わされる笑顔だったのだ。

同時に、この時代に同い年でこんな笑顔を持ってる男性が存在することに深い感動を覚えた。
正直山羊くんのことはまだ知らないことだらけだけど、この人は純粋な人だと思わせる
何かがあった。

散々色んな話をしてかなり夜も更けた頃、突然店員さんに閉店の時間だと告げられた。
時計を見ると3時だった。
まだ始発前だしこんな半端な時間に放り出されても寒いし困るわと思ったけど仕方ない。平日は朝まで営業しない時代なのね…。
近くの席の男の子は完全に寝ていたけど大丈夫だったのだろうか。。