題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

人生初の


会計を済ませて外に出た。
弱いくせに明るいうちから飲んでしまったから、さすがに足元が覚束なかった。

外に出た途端強烈な空腹を感じた。
そういえば飲んでる時主食を食べてない!米なしで飲むと悪酔いするのだ。
この日は何故か悪酔いはしなかったけど。

 

 

「空腹がヤバいからコンビニでおにぎり買っていい?」

とりあえずコンビニに付き合ってもらうことにした。
コンビニに向かう途中、酔いのせいかあまり考えずにこんなことを口走っていた。

「なんか山羊くんて前から知ってる感じがするー。同じ中学だったとかそういう
 感じ!笑」

今考えたらいきなり何言ってんだって感じだけど、山羊くんは

「実は同じ中学だったんだよー。」

って返してくれた。このスマートさに後々酔いが醒めてから感動した。笑

コンビニを出て向かった先は、ネットカフェだった。
実は今までネットカフェに行ったことがなかった。
人生初だよと言ったら凄く驚いていた。

カップル用?の広めの個室でゆったりするスペースはあったけど、床全体が柔らかいマット仕様とはいえ雑魚寝状態で寝れる気がしなかった。
若い頃から雑魚寝は苦手だった。
きちんと布団がないと寝られないのだ。

部屋に入ってすぐ山羊くんは漫画を取りに行ったので、その隙におにぎりを食べた。
さすがに酔ってるから座ってるのが辛くなってなんとなく横になって、眠れそうにないけど目を閉じた。
しばらくしたら山羊くんがブランケットを掛けてくれた。
凄い紳士じゃん!って感動してるうちにいつの間にか眠ってしまった。

ふと目が覚めてスマホで時間を確認すると、一時間位しか経ってなかった。
山羊くんもいつの間にか寝たらしい。ぐっすり眠ってるっぽい。
よく知らない人と個室で雑魚寝という状況で、よく熟睡できるなと思った。
わたしはもう眠れそうにない。

トイレに行きたくなってしまったので起こさないようにそっと部屋を出たのだが、防犯対策なのかドアを開け閉めする度に音楽が鳴ってうるさい。
山羊くんを起こしてしまわないかヒヤヒヤした。
けどここからが
地獄だった。

元々トイレが近いのに、飲んだせいで余計近くなっている。
しかも普段飲んだ時より尋常じゃない。行ったばかりなのにすぐ行きたくなる。
更に部屋がある階にはトイレがなくて、行く度に階段の昇り降りもセットだ。
ネットカフェ滞在中10回はトイレに行く羽目になった。

毎回ドアはうるさいし、なんでよりによってこんな時にこんなに近いの…!って自分の体質がほとほと嫌になった。笑