題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

忘年会


ついに忘年会当日になった。

子どもは実家に泊まっているのでゆっくり飲める。
待ち合わせは16時だ。

 


落ち合ってから、行ったことない店だけど…と言いながら決めてくれてたらしいお店に案内してくれた。
お店の傍まで行って、17時開店だからそれまでちょっと歩こうと言われてやっぱり!ってなった。
この日はヒールのある靴だけどブーツだったから、歩きにくさはないけど…。
だったら待ち合わせ時間もう少し後でもよかったんじゃ…って一瞬思ったけど、一緒にいる時間を少しでも長くしたいと思ってくれてのことなら嬉しいと思った。
基本わたしは人と遊ぶ時とか長時間がっつり遊びたい派なので。

よくよく考えたら山羊くんとも最初から長時間過ごしてる。
奇しくもお互いそこの価値観が同じだったんだろう。
よく考えたらこれって凄いことだ。

本当はお店をどこにするかとか二人で決めたい派なんだけど、山羊くんは自分が決めたい人のようだからお任せしてしまうことにした。
もうずっと自分が計画してリードして出掛ける生活が長年続いていたせいで、男性のそういった面をすっかり忘れていたから丸投げしちゃっていいのかなとか、なんとなく落ち着かないような気持ちは抜けなかったけど。

やっとお店が開く時間になった。
通されたのがカウンター席で落ち着かなかった。

料理がどれも凄く美味しかった。
よくこんなお店見つけたなって、さすがだなって思った。

カウンターだから選びながらではあったけど、それなりに色々な話をした。
でも最後の方でやたらスマホを見てて、今まで会った時スマホなんて見てなかったから少し気になった。
大事な用かもしれないし一言断ってくれれば気にしないのに、なんか今までと違うなあって少しがっかりした。

現代人は隙あらばスマホいじる人の方が多数派だろうことはわかっているけど、わたしは自分が人といる時は極力スマホ見たくないので、やはりそこの価値観が同じ人の方が嬉しいけど現代にそれは求めすぎなんだろうなって、そこまで期待しないようにしてたんだけど、初めて会った時もその次も、待ち合わせの時やトイレで待たせちゃった時もスマホなんていじらずただ待っててくれてて、そこも人として好ましく思ってた要因だったんだけどね。

そろそろ二軒目行こうということになって、外に出たら

「ここから歩いて5分くらいだから。5分頑張って!」

って言ってくれたのがなんだか嬉しかった。
5分ならたいした距離じゃないと思うけど、この日は凄く冷え込んでたからそれで気遣ってくれたのかなって。
最初に謎に歩かされてるけどね!笑

二軒目に選んでくれたお店は思いっきりデート向けみたいなお洒落なダイニングバーだった。
しばらく気付かなかったけど、奥の壁面は一面大きな水槽になってた。
こんなデートの王道みたいなお店に連れてこられるとは思ってなかったのでびっくりした。わたしの人生でこういう場所に来ることなんてもうないだろうと思ってたから。

そういう扱いをしてくれたのは嬉しかったけど、店内ど真ん中の席に通されてまたも落ち着けなかった。。
二軒目では落ち着いて話せればいいなと思ってたのになー。