題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

2020年

 

2020年が幕を開け、迷いながらも新年のメールだけ送ってしまった。
それから1ヶ月もしないうちにとんでもないウイルスが中国から広まっているらしい、
というニュースが入ってくるようになった。

この頃は情報が少なく感染経路も~らしい、~らしい、だらけで身の守り方も手探り
で、でも大変なことになったんだということはわかったのでやっぱり山羊くんが心配
になってメールしてしまった。

 


2月になってわたしはマスクの情報ばかり追いかけ、半ばには子どもの学校が休校に
なったので必要最低限の買い出し以外は家に籠って、子どもは文字通り一歩も外に
出さない生活に突入していた。

本来こんな事態になったら夫婦で協力したいのに、夫は相変わらずなので、もともと
この人に何の期待もないけどこんな時でも変わらないんだなと心底呆れていた。
首都直下地震とかも気になるのに、本当にこんな人とこれからの時代やっていけない
な…と、孤独感にも襲われていた。

山羊くんはマスクとか仕事とか大丈夫かなと思ってメールしてみたら、特に問題もなく元気そうなので安心した。
この頃はマスクの買い占め許せないねとかそんな話をしてたけど、3月半ばにわたしが
巣籠りしてると言ったら

『巣篭るな!笑 オレは気にせず外に出てる!』

と返ってきたので、なんか感覚違うな~、ともやもやしてそれ以降はメールしなかった。
やっぱり子どもがいない人は危機感ないのかなと、この時は思ってしまった。

しかし3月の終わりに、今となってはきっかけは忘れたが、なんかこの騒動おかしくない?と違和感を持ち始めた。
色々調べていくうちに、3.11以降世の中や国に対しておかしいと思ってきた数々の、
自分の中にあった答えのわからない点達がどんどん繋がっていって、この騒動の見方
が180度変わった。
そこからこの世の仕組みや裏側を調べることに没頭していき、山羊くんのことはさっぱり考えなくなった。

以前山羊くんにやりたいことやった方がいいよと言われた時、改めて考えてやりたい事が浮かばなくて焦りのようなものを感じたけど、これだったのか!と思う程夢中になれた。
どうせ山羊くん離れは決心していたことだし、まさかこういう方向になるとは思っていなかったけどちょうどいい機会だと思った。