題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

初面接


仕事を探し始めて最初に面接したところで、面接後すぐに連絡がきて採用が決まった。

いつの間にか家事しか出来ない人間になってたな…と、そこから考えて、障がい者
グループホーム世話人の募集に応募して、面接に行ったのだ。
無資格・未経験OKで正社員で額面20万~、社会保険完備だ。
正社員も社保完も諦めていたので、喜びもひとしおだった。

 


今まで障がいのある方と関わったこともなく、強いて言えば子どもの同級生や友達の
子どもが発達障害であるというくらいだった。
でも近年そういった子が増えているという問題には前々から関心があったし、心理学
を学んでみたいと大学の通信講座について調べていた時期もあったので、まだこの
状況になる前から時々求人情報を見てはこのグループホーム世話人という職種には
目星を付けていた。

面接の間からこの空間のいい氣を感じ取っていたというか、ここで是非働かせていた
だきたい!とワクワク感が凄かったので、すぐに採用されて心底嬉しかった。

次の週にお試し勤務に来てと言われたので、帰りに駅前の商業施設に寄って通勤に使え
そうなスニーカーを買って帰った。
それまであまりスニーカーを合わせるようなコーデを好まなかったので、カジュアル
系の楽な靴を持ってなかったのだ。

帰宅して、採用された事を母に報告したのだが、時間が12時~21時ということに難色
を示した。
家に着くのが22時頃になるから、そんな時間にガタガタされたら迷惑だというのだ。
ご飯もそんな時間に食べたら身体に悪いとか言われて、働いて空腹で帰ってくるに
決まってるのによくそんなことが言えるなと、いきなりやる氣をそがれた。

本当にこの人はお腹を痛めてわたしを産んだのだろうか。
いきなり子連れで厄介になって、実家のペースを乱しているのは申し訳ないと思って
いるけど、他にどうしようもないし、もう少しでいいからわたしの氣持ちに寄り添って
欲しい。
この人は著しく共感能力が乏しいのだということは今回実家に戻ってきてわかった
けど、弟との扱いの差が昔から納得いかなかった。

ちなみに弟はずっと実家暮らしだ。
母的には弟がいてくれないと困るからむしろ都合がいいのだろう。
一度実家を出て、別の家庭での生活を経験しているからこそ、実家の空氣のおかしさ
がわたしを苦しめる。
でも置いてもらえる実家があるだけ恵まれているのもわかってるし、今は子どもを
卒業させることが最優先だ。

家にいる時が一番氣が休まらない、でもお金もないから行くとこもない…。
今まで自宅で昼間は自分ひとりで悠々過ごしていたところからの落差も相まって、
この針のむしろの空間は本当に辛かった。