題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

初めての立ち仕事


初日の勤務を終えた時は、長時間立っていられたことが少し自信に繋がった。

一週間が終わって、5日間連続で勤務できたことに安堵した。
そもそも子どもの送り迎えの必要がなくなった頃から、2日連続で外に出ないよう
予定を組んで生活していたので、まず5日間連続に身体が耐えられるか不安だった。


立ち仕事も疲れはするけど、心地良い疲労感なのが新しい発見だった。
今までどれだけ動かない、不健康な生活を送っていたのかと自分に呆れもしたけど。

その場に留まっているより歩き回る方が疲れないこともわかった。
とはいえさすがに一日中歩き回るのはやはり疲れるので、適度に梱包作業で止まって
いられる時間があるのがベストだけれど。

椅子に座ってシール貼りをしていた時にも発見があった。
初日は何も考えずに座っていたので、腰が痛くなってしまった。
次の日は骨盤を立てて座るようにしたら、腰への負担がなくなった。
やはり一見楽に思える姿勢が、知らず知らず身体に負担をかけることが身を持って
わかった。
事務などの座り仕事の人が腰痛になってしまう理由もやっとわかった。

一日中靴を履いていることの辛さもわかった。
だから事務仕事の人でもナースシューズを履いてたりするんだなと思った。

長く家にいる生活をしていると、こんなにもわからないことだらけになってしまうんだ
なと、これじゃ専業主婦が馬鹿にされるのも仕方ないなと、自分に関しては新たな視点
で振り返るいいきっかけにもなった。
もちろん主婦業を完璧にこなす素晴らしい人もいる。
でもわたしはそうではなかった。外で働く大変さもちゃんとは理解していなかった。
まるで子どものようなことばかり書いていて恥ずかしい限りだが、でもこの時に学ぶ
チャンスがあってよかったと思っている。

あのまま結婚生活が続いていたら、知らないことだらけのまま人生を終えていたかも
しれない。
からしたらいい歳して今更なことでも、わたしにはこのタイミングだっただけの
ことだ。
それよりも知らないままの方がよっぽど恐ろしいことだ。

学ぶチャンスが与えられて、わたしは幸運だったと思っている。