題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

改めて恋をした


あの瞬間、わたし達は確かに心の中の何かを交わし合った。

あの日から、山羊くんに対する氣持ちが以前とはなんだか違うものに思える。


それ以前も、こんなに丁寧に人を好きになったことはないと、そこから学んだことも沢山あって、それによって考え方も随分変わったし山羊くんとの出会いに感謝していた。

けれどあの日以来何かが違う氣がする。

今までは、もちろん未来は考えらえないし、山羊くんに彼女が出来るまでの期間限定の繋がりだとわきまえて、いつでもすぐ忘れられるように心の準備もしていた。
会えるアイドルだとか、ちょっとした心のオアシスだとか、好きが完成形に近づかないように色々なブレーキをかけていたから、どこかフワフワした好きだった。

それがあの日からはもっと本当に好きになってるというか…、適切な表現が見つからないけれど。

それでも山羊くんの人生を邪魔するつもりはないし、そもそもそういう対象になれないことは重々わかっている。
だけど今までとは違う、本氣の好きに近い形になった氣がする。

あの日会った瞬間にやっぱ好きだーーー!と思って、1日過ごして、あの瞬間を共有して、きっと改めて好きになり直したんだと思う。
こんなに長い片想いは初めてだし、自分でも自分の心の動きがよく把握できてないけど、この想いが何か新たなステージに突入したことはわかった。

あの瞬間を経て、少し関係性の色合いも変わった氣もする。
上手く表現できないけど、違う方向から距離が
少し縮められような氣がする。

確かなものはないけどそんな実感が自分の中にはあって、この頃は幸せな氣分で毎日を送っていた。