題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

1時間の壁


相変わらずどうしても1時間半から縮めることが出来ないでいた。

前半の工程がスムーズにいってこれなら1時間でいけるかも!と思った時に限って突き当ての調整にいつもより手こずったりして、全て終わって時計を見ると結局1時間半…。
そんなことの繰り返しだった。

ついにあと1ヶ月しかなくなってしまった。

もうこれ以上短縮出来そうなポイントは見当たらなかった。

まだ若いなら可能性が残っていると思えるかもしれないが、この歳だともうこれは慣れの問題ではない、これ以上どうにもならない領域だというのがわかる。
どうにもこうにも壊滅的に向いてないのだ。

頭では理解できる。この為にこうする、こうすればこうなるというのも理解できる。
実際先輩にも理解が早くて助かる、とは評価された。
でも頭と身体が上手く連動しない。この仕事は頭で理解してるだけではお話にならない、動きが全てなのに。
このまま無理矢理続けても焦るばかりで近い将来本当に指を失う未来しか見えなかった。
頑張れば出来るとかそういう問題ではない。

未経験でも採用してくれた工場長にも、熱心に教えて下さった先輩方にも本当に申し訳ないが、これ以上迷惑をかけるわけにもいかないので試用期間内で辞めることにした。

違う職種でここの先輩達と働きたかったな、と心底思った。
暖かく迎え入れて下さって本当に有難かったし、働きやすかった。
肝心の仕事内容があまりにも向いてなかった。もっとわたしにも出来るものだったら…。

もちろん次なんて決まってないし、もう何の仕事なら務まるのか見当もつかない。
やっぱりわたしに出来る仕事なんてないんじゃないか。。

職歴が、一番避けたかった状態になってしまった。
超短期離職になってしまって、しかも離婚届まで出してしまった。
履歴書の印象は最悪だ。
今後面接で提出する履歴書が、とんでもなく計画性のない人間だとしか思えない履歴書になってしまった。