題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

最初の1ヶ月

 

最初の1ヶ月は必死だったのだと思う。あまり上手く思い出せない。

わたしに仕事を教えてくれた先輩は下手したら親子くらい歳の離れた若い先輩なのだが、今振り返るとどこまでの業務を割り振ればいいのか明確になっておらず先輩も試行錯誤しながら教えてくれていたのだと思う。

正直こちらも多少振り回された感があるので、とにかく必死だった印象しかない。

特に思い当たる節もないが入って4日目、朝から先輩の態度が少しきついなと感じたが、あまり氣にしないようにして、今やるべき事に専念していた。
利用者さんへの対応が少しきついと注意された時も、正直傍から聞いてて先輩もきついけどなとか、利用者さんにもわたしにもそういう説明だとわかり辛いんだけどなとか思うところはあったけど、自分のことって自分じゃ見えないしな、と自戒も込めながら、まずは仕事が出来るようにならなきゃ発言権もないのでひたすら目の前のことを一歩一歩やっていた。
工場の先輩がここでの先輩だったらよかったのになーと思ったこともあった。

そんな感じで入社して2週間ほど経った頃、最近突然態度が軟化してきたなとは感じていたが、先輩が脈絡もなく結構ヘビーな身の上話をしてきたのだ。
初日から、若いのに何か妙に貫禄を感じるなとは思っていたけど、その若さでそれだけの経験をしてきてたからかと納得がいった。
また、過去の職場で30代~40代の主婦に虐められたとも言っていたので、この年代の人間というだけでネガティブなイメージを持たれていたのかもしれない。

先輩視点で考えれば、苦手な年代の、しかも未経験のオバサンに仕事を教える羽目になって不安だらけだったと思う。どうやらPCもわからないようだし、そもそも今から新しいことちゃんと覚えられるの?といった心境だったのかもしれない。
先輩の中で何がきっかけだったのかはわからないが、この辺りで少しの信頼を得られたようで、ここから少しづつ雑談する時間も増えて、仲良くなっていけた。