魂年齢の話ー若年期・成人期

【若年期】

幼年期を学び終え、次は自分がどこまで強くなれるのかを知りたがっている年代。
彼らの関心事は独立性、自分が人生で獲得したいと思うものを自分で手に入れる能力。
若年期の魂を持つ人達は強い衝動に駆られて、高い地位や富を得る努力をする。
彼らは成功に繋がりそうなことだけを行う。

若年期の魂たちは有名大学に集まる。華々しい学歴を手に入れる為、エリートの道を歩む為。
金持ちや有名人たちが出てくる人気テレビ番組に関わるものなどは、この年代の魂。
競争的で勝ち負けや人との比較に拘る。

肉体が全て。精神や魂の存在を信じない。
肉体に執着するので、美容整形など過激なことをするようになる。
死への恐怖から、死を連想させる事柄を極端に嫌う。

若年期の人達は自分の行動の動機についてあまり考えない。自分や他人について深く洞察するのが苦手。

外見を重視する。口先だけ哲学や芸術に理解を示す。
この年代の最終段階になると、宗教に関心を持ち始める。

現在(※2016年時点)、地球人の大多数が若年期の後半に属している。
世界の強国のほとんどが若年期。それらの国の特徴は物質的な豊かさ、軍事力、他国への大きな影響力。日本も若年期の国。

〖ポジティブ面〗
生産的、勤勉、信頼できる、組織をより効果的に変える、富を生む、進歩を促す、人々を導く。

〖ネガティブ面〗
競争的、厚かましい、独善的、流行に飛びつく、物質主義、自分の行動動機について考えらえない、利己的な目的で策略をめぐらすのが好き、常に優位に立ちたがる。

【成人期】

人生でいうと13歳～19歳の思春期に相当。
魂のサイクルの中で、子どもの認識から大人の認識の仕方へと移行する時期。

若年期の魂は心の中よりも外に向かう傾向があり、多くのカルマを生み出してしまう。
若年期の本質は生存競争に勝ち、名声や富や権力を手に入れること。しかしやがて何か不安で、物足りなさを感じる。どんなに稼いで偉くなっても死んだら終わりだという悩みが生じ、そのことへの解答を見つけようとする。

成人期の魂は〝私は何者か、何のためにここにいるのか〟と哲学するようになる、つまり真理の探求を始めるのである。
霊的なものに開眼し始める段階だが、決して楽なものではない。
それどころか、人格が最大のストレスを受ける段階なので、この時期は新たに心霊力が備わるが、それを使いこなせるだけの精神力も備わっているとは限らない。
人格は精神疲労のあまり倒れてしまい、統合失調症、その他の精神病になることもある。この年代の自殺率が他の年代よりも高いのはそのせい。
成人期の魂の人達は人間関係の問題に深く関わることになる。
彼らは他人の経験をまるで自分のことのように感じるからである。

この年代になると、人と人を分かつ境界線が薄れてくる。他人がどのように感じているかも、自分に対してどのような感情を抱いているかもわかるようになる。
この認識力のせいで混乱することもある。時折、いつ、誰が、何を感じているのかが全く区別できなくなるからだ。
成人期の魂にとって自分の経験や感情と他人の経験や感情との境界を見定めること、人が誰であるか特定すること、人々と共存すること、自分の役割を認識することなどは非常に困難である。
こうした人と人との境界の問題は情緒不安定になっている時に強く現れる。
ゴッホやヘミングウェイのような精神を病んだ芸術家も成人期の人々。

幼児期の人達がありふれた家に住みたがり、若年期の人達が高級住宅街の豪邸に住みたがるのに対し、成人期の人々は自分の手で建てた家に住みたがる。
彼らは精神性を高められるような、美しく閑静な土地を選ぶ。

成人期は創造性が開花し、芸術的な輝きにまで高められる。なぜなら魂のサイクルが成人期に入ると、脳の中のそれまで使われていなかった部分が使われ始める為。
更に高度な能力は、意識がもっと進化してから現れる。
成人期の魂は名声を求めなくなるが、それにも関わらず名声を得たりする。
成人期の人々は高い評価や地位を投げ捨てて、周囲の若年期の人達を驚かせてしまうことがある。

一生続くような友情や人間関係を求める傾向がある。
結婚すると生涯添い遂げることが多い。若年期の魂が人付き合いの中でさえ権力を行使しようとするのとは対照的。

〖ポジティブ面〗
開放的な感情、人間関係の重視、他人を氣遣う、知覚が鋭い、霊的な成長に心を開く、精神的な意義に氣付く、若年期と老年期の両方の考え方に理解があるので最もバランスのいい年代。

〖ネガティブ面〗
他人と自分を同一視してしまう、感情的、テレビドラマのような芝居がかった行動をする、激しやすい、神経過敏、次々と困難を引き起こして自ら犠牲になってしまうことがある。


引用元：

Ceron - カオスちゃんねる : 魂の年齢。霊格レベルについてわかりやすく解説する