題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

どうしてもここで働きたい!!

 

昔から、人生がどんな状況になってもこの仕事だけは絶対避けたいと思っていたものがある。実際その職に就いている人もいるわけで大変失礼なのは重々承知だが、わたしの中でそこは譲れなかった。

だけどもうそんなこと言ってる場合じゃないかもしれない。
その仕事をしてる人達のネット上の声を読んで、真剣にその仕事をするシミュレーションを繰り返したりしていた。

若さも職歴もスキルも資格もない、運転免許すらない。ないない尽くしのこのスペックで、選択肢なんてないのに不器用さまで相まって本当に八方塞がりだ。

選ばなければ仕事はいくらでもあるとよく言うが、それはある程度の器用さが備わっている人にしか通用しない言葉だ。
簡単!誰にでもできる!みたいな謳い文句の仕事ほど不器用が手を出してはいけないのだ。特にわたしのような、全方向に不器用な人間は。


交通費も無駄に出来ないので慎重に選んだ2件で面接のお約束を頂いた。
その面接日がくるまでの間に、たまたま求人サイトを開いたら、これは!と思うようなA型事業所が載っているのを発見した。

A型だけど珍しく無資格未経験OKだ!家からも通いやすい距離だし、部屋の様子の写真からも良さそうな雰囲氣を感じる。

検索して出てきたHPに載っていた代表挨拶にとても共感した。
こういう人が運営している事業所なら、本当に利用者さんに寄り添った支援が出来るんじゃないだろうか。

やりたい仕事をしてる人なんてほんの一握り、みんな生活の為に我慢して働いているんだ。巷でよく言われている言葉だ。
それはよくわかっている。ましてやわたしの立場で本当にやりたいことなんて言ってる場合じゃないこともわかっている。
でも心が反応しない活動は、わたしはやっぱり続けられない。
モノ相手も薄利多売も楽しくない。楽しくないことにモチベーションを保てない。
一日の中で仕事をしている時間が一番長いのだから、これは本来蔑ろにすべきことではないんじゃないか。

とりあえず応募するのはタダだしと思ってメールを送った。

すぐ返信がきて、履歴書を郵送してくださいとのことだった。

募集要項にはそんなこと書いてなかった。事前に履歴書郵送のパターンで面接に呼ばれた試しがないので、そういうところは避けていた。うう、どうしよう…。
でもここで絶対働きたい!!

ぐるぐる考えていたら突然閃いた。志望動機書を別紙で付ければいいんじゃないか!?

わたしが持っているのは代表の言葉に共感した想いと熱意だけ。
スペックがボロボロなんだから、もうここに想いの丈をぶつける、それしか術がない。
あとは昭和のドラマにありそうな展開を期待するしかなかった。

とにかく急いで志望動機書を作成して熱意を込めて速達で送った。