題名のない雑記帖

まだまだ道半ば。今はまだタイトルをつける時じゃない。

再会

 

仕事にも今の生活リズムにも慣れてきたので、山羊くんと飲みに行く約束を果たすこと
にした。
少し前に用事で出掛けた際に、山羊くんが好きそうな昔ながらの大衆居酒屋を見つけた
ので、その時からそこに誘いたいなと思っていた。


山羊くんちからは遠いしわざわざ来る街でもないだろうし、難色を示されるかと不安は
あったけど、意外にも、行ったことないから楽しみだ♪と快諾してくれた。
今までわたしの提案は却下されることが多かったし、自分で決めたい人っぽいからこの
態度には内心驚いた。

 

実家だからあんまり遅くなれないので昼飲みで宜しくと、待ち合わせはお昼にした。
友達とも全然飲んでないし、飲みに行くこと自体が久しぶりだったので純粋に久々に
思いっきり飲める!ってテンションで待ち合わせ場所に向かった。
氣持ちはもう落ち着いていたし、ただまた会えるチャンスが巡ってきたから、絶対に
感謝の氣持ちは伝えよう、それだけ考えていた。

待ち合わせ場所で山羊くんを見てびっくりした。

山羊くんはずっと短髪で、わたしは元々短髪はあまり好みじゃないので、最初の頃は
もう少し伸ばしてるとこも
見たいなーと思っていた。
結局好きな人が好みのタイプになってしまうので、いつの間にか短髪もカッコイイと
思うようになってはいたんだけど(笑)。

この日の山羊くんはまさに、過去のわたしが見たがっていた髪型になっていたのだ!
それに加えて、冬はダウン姿しか見たことなかったからコート着てるところも見たいと
思っていたのだけれど、初めてコート姿で現れたのだ!!

この山羊くんを見た瞬間、一気に恋心が再燃してしまった。

『あーーーカッコイイーー!!
あーーーやっぱ大好きだーーーー!!!!』
『なんでこの人に抱き着いちゃいけないんだろう??』

抱き着く云々は初対面の時の手を繋ぎたいって言葉が降ってきた、あの時の感覚に
似ていた。
だから、またナチュラルに頭おかしいこと考えてる!ってびっくりしたけど。
この、意識の範囲外からくる感じは一体何なんだろう…?

そんな感じで心の中は大騒ぎだったけど、努めて平静を装って髪の毛伸びたねーって
声を掛けた。
それに対して伸びたよーって返してくる山羊くんがかわいかった。笑

わたしは普通に昼飲みのつもりで来たけど、さすが山羊くん、またいろいろプランを
練ってくれていたみたいで、まずは蕎麦屋に行くことになった。